当館塾生および保護者の皆様へ

学校の一斉休校要請から2週間経ちました。

まずは、受験生の皆様、保護者様、県立高校入学試検本当にお疲れさまでした。入試直前での休校は子どもたちを本当に不安させたことと思います。また、保護者様におかれましては当館の対応をご理解いただき、塾に送り出して頂いたことを心より感謝申し上げます。今後、困難を乗り越えた子どもたちが各高校で新生活を無事スタートできるようスタッフ一同願っております。

 

さて、青森ではまだ感染者は確認されていないものの、感染拡大防止のため、部活動や大会、イベント等の自粛や中止、延期が相次いでおります。また学校再開のニュースは出ているものの、授業再開の目途はいまだ立っておりません。そのため先行きの見えない不安を抱えている方も多いことと思います。授業を一日でも早く再開したいところではありますが、当館が一番に優先したのは「子どもたちを守る」ということです。今後順次授業を再開してまいりたいと思っておりますので、随時お知らせしたいと思っています。

 

当館では3月2日(月)より以下のように対応を進めております。

 

〇 3月2日(月)~9日(日)…中学3年生のみ学習相談、学習ケアにて対応 (終了)

〇 3月9日(月)~25日(水)  …全学年対象、フレックス制学習ケアにて対応 (進行中)

 

今後の予定・・・

〇 3月27日(金)~4月4日(土) …春期講習会

〇 4月7日(火)~ …通常授業再開

 

この学習ケアの対応にはいくつか不安を抱えている方もいらっしゃるかと思いますので、質問内容を一部紹介させて頂きます。

 

Q. 授業ではなく、演習ばかりで大丈夫なの?

 

A. 授業形式は、狭い空間に多くの子どもたちが密集してしまいます。発言、会話が多くなればなるほど、感染リスクは高くなります。ひとたび塾から感染者が出てしまえば、休校措置が取られ、学びの場を失ってしまいます。一番に恐れているのは、休校です。学習を停滞させてしまうことを避けるための措置でもあるのです。フレックス制導入により、通塾時間が分散され、また演習が多いため会話する機会も限られます。授業形式よりも演習量をしっかりと確保できているので、学校の課題や塾で使用しているテキストの解き残しが解消されています。また、各教室に講師が1~2名配置され、各教科の専科講師が随時机間巡視を行っており、アドバイス、疑問点を解消しているので、1年間の総復習として結果は出ていると感じています。

 

Q. 本当に行っても大丈夫なの?

 

A. 毎日授業終了後に消毒を行っております。また、教室の窓の開放、教室の壁の撤去、座席同士の間隔もあけ、広い空間の中で学習しております。塾に入る際はマスク着用、手洗いを徹底して行い、講師もマスクをした状態で対応しております。体調のすぐれない塾生は通塾をお断りさせていただいております。ちなみに現段階では出ておりません。各ご家庭の判断に任せる部分ではありますが、一部お休みしている塾生もおります。

 

Q. いつ、授業は再開するの?

 

A. 一部の学校では今週から登校再開を決めた学校もあります。しかし、青森県で感染者が出たら、すぐに休校措置になると条件が出ているそうです。まずは感染者を出さないことが一番なのです。その中で、いかに子どもたちの勉強習慣を途切れさせないかが問われます。すぐにでも授業再開をしたいところではありますが、全塾生を安全に指導する責任が私たちにはあります。もともと少人数の設定で行っている高校生から、順次再開を進めております。現小学生、現中学1年生の集団授業に関しては新学期から、現中学2年生(新中学3年生)は春休みから始めたいと考えております。その際、学び残しがないよう、演習量が通常授業の何倍も多いこの期間が逆にチャンスになります。週3回の学習ケア週間で1年間の総復習を行い、弱い単元、逆に得意な科目は春の特別学習講座で仕上げに入ります。そうすることで、新学期のスタートは格段に変わるはずです。子どもたちが4月から新学期を無事に始められるよう、まずは感染者を出さずに学習ケアをすることが私たちの務めであると思っております。

 

以上の質問以外での今後の予定、不安、相談がございましたら、いつでもお電話ください。随時対応してまいります。

 

最後に、当館では、現在4月からの新学期準備を進めております。毎日、受験生の頑張っている姿や子どもたちが笑顔で通塾している様子を見ると、スタッフ一同元気づけられ、これまで例のないこの苦境を全員で乗り越えたいという思いが強くなりました。塾生、保護者の皆様、ご理解、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

やまばと学習館塾長 佐々木 康

 

 

 

令和2年度春の特別学習講座のお知らせ